night cruising(ナイトクルージング)は、2006年から京都を中心に様々な会場で不定期に開催されているエレクトロニカイベント。
開催場所はコンセプト/出演アーティストによって意図的に変動させている。
数々の国内外アーティストやレーベルとの交流に加え、地元京都を中心に活動している若手新鋭アーティストとの共演など、
新たなコラボレーションをこれまでのイベントにおいて実現させてきた。
今回は、Farben名義でも活躍、名門レーベル"~scape"からの、レコードノイズまでをも音素材としたジャズのアナログ音源のサンプリングで構成された
「Loop-Finding-Jazz-Records」をはじめ、数々の前衛的なサウンドで電子音楽史に残る傑作を生み出してきた天才Jan Jelinek(ヤン・イェリネック)と、
レーベルflauからのアルバムリリースも記憶に新しい、ベルリンを拠点に活動するヴィブラフォン奏者/エクトロニカプロデューサー、El fogこと藤田正嘉による共同プロジェクト
「Masayoshi Fujita & Jan Jelinek」のジャパンツアー京都公演を、文化発信地の古刹・法然院にて開催。
共演には京都電子音楽界のリーダーPsysEx糸魚健一とcurtain of cards大堀秀一氏による「attic plan」、
音と映像を使った気鋭のパフォーマンスを見せるデザイングループ「intext」
の二組がスタンバイ。唯一無二のロケーションにて生まれる音響空間の数々を、是非体感してください。
Masayoshi Fujita & Jan Jelinek :
Farben名義でも世界中で賞賛される、エレクトロニカ/ミニマルミュージックの先駆者であり最重要人物ヤン・イェリネック(Jan Jelinek)」
のどこかオーガニックさを感じさせる電子音と、el fog名義での活動でも知られるヴィブラフォン奏者・プロデューサー藤田正嘉(Masayoshi Fujita)の
抑制のきいたヴィブラフォンが融合したエレクトロ・アコースティックデュオ。
弦楽器用の弓を使った奏法、様々なオブジェクトをのせながらの演奏等により、その豊で柔らかい音色に独特の響きを与えられたヴィブラフォンと、オシレーター、
フィルター、ループマシン、シンセ、エフェクター、サンプラーなど、多種多様な機材から発振される反復的で質感のある電子音とが織りなす音の波は、
エレクトロニックミュージックとサウンドアートの間で唯一無二の世界を作り出している。
2010年に、Jan自身が主催するレーベルFaiticheよりファーストアルバム ”Bird, Lake, Objects”をリリース。
これまでに、ベルリンのClub Transmedialeをはじめ、スイスのécoutes au vert、ポーランドのFestival Jazz Jantar 2010、ポルトガルのFim-de-semana Especial等
各国のフェスティバルに招聘されている。 http://www.faitiche.de/index.php?article_id=16 http://masayoshifujita.com/