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7/3(日) 芦屋市立美術博物館「Music / Museum」

2022/06/17

7/3(日) 芦屋市立美術博物館「Music / Museum」
night cruisingが企画で参加しています。
出演は内田輝、moshimoss!

「Music / Museum」
日時:2022年7月3日(日)14:00-18:00
会場:芦屋市立美術博物館 館内、前庭 雨天決行(雨天時は館内のみ)
入場料:無料
主催:芦屋市立美術博物館 https://ashiya-museum.jp
協力:night cruising

芦屋市制50周年を記念し、1991年3月に開館した芦屋市立美術博物館は、美術部門と歴史部門を併せ持つ複合施設として、様々な展覧会やイベントなどを開催し、多くの方にお越しいただいています。
開館31年目を迎えた本年は、2022年7月1日から2023年3月31日まで、機械設備等改修工事にともない休館することとなりました。この期間中は、展示室には作品がありません。あるのは「museumの空間、そのもの」です。
坂倉建築研究所の設計による当館は、14mの吹き抜けをもつエントランスホールを中心に、弧を描くように歩を進めていく構造で、廊下や展示室の壁は湾曲し、まっすぐな壁はほとんどなく、展示室の天井は2段階の高低差があり、天井からの距離によって照明の明るさは強弱をともなったりと、とてもユニークな空間を有しています。
学芸員は、この特徴的な構造を活かすべく、空間の特性や展示方法について、常に深く考えています。ホワイトキューブに憧れることも少なくありませんが、当館の構造だからこそ、展示される作品がいきいきと輝いて見えてくる、そんな状況もたくさんあるのです。
そこで、当館の魅力的な空間を紹介したく、休館中の「ある1日」を使って、美術博物館そのものを体感していただく、ライブイベントを企画しました。
本企画の趣旨に寄り添い、それぞれの解釈で音を奏でてくれる、音楽家の内田輝、moshimossの音楽を聴きながら、美術博物館に身をまかせ、空間そのものを体験してください。音楽は建物の中を飛び回り、壁や床や天井に当たって響き、建物のかたち、空間の存在自体を教えてくれるはずです。
本イベントでは、好きなように過ごしてください。
おしゃべりしてもかまいません。壁に触れたり、ホールや展示室で寝転がっていただいても大丈夫です。芝生の上やソファに座り、読書をしていただくのも
おすすめです。のんびりすごしていると、聞えてこなかった風の音や鳥の鳴き声が近くで響くかもしれないし、会話や笑い声がメロディとなって空間を漂うかもしれません。
「Music / Museum」を通して、美術博物館を楽しみながら、「ミュージアム」という存在について考えていただく機会となれば幸いです。

[イベント構成]
・内田 輝 / ホール展示室での演奏[各 20 分程度を予定]
・moshimoss / 前庭での演奏[終日予定。雨天の場合は館内]
・学芸員による館内外の見どころツアー
・過去の展覧会ポスターや図録、記録写真から美術博物館の歴史を振り返ります。
※当日のタイムスケジュール等、詳細は当館HPをご覧ください。

silent sign from AKIRA UCHIDA on Vimeo.